所 在 地 :山形県上山市
家族構成:祖母+夫婦
規 模:地上2階建
敷地面積:1444.23㎡
建築面積: 274.34㎡
既存蔵: 41.98㎡
増築: 232.36㎡
延床面積: 383.34㎡
既存蔵: 83.96㎡
増築: 217.42㎡
施 工:後藤組
写 真:小川重雄
地方都市に建つ代々受け継がれた土蔵を持つ住宅である。
土蔵は離れとして使用されていたが居住部分と距離があり使用頻度はあまり高くなかった。
南側には様々な樹木が植えられた庭があり、庭の観賞と座敷蔵の有効利用、新たな2世帯の暮らし方への対応がメインテーマとなった。
従来のように住居と蔵を連結させるのではなく住居で蔵を囲み、蔵を中心とし、東西に各諸室を配置する事で蔵の意匠を引き出し庭との関係性を大きくとる計画とした。
古き良き建造物を代々受け継いで行く。
しっかりと使い続けて行く。
使用目的、生活様式が変わって行く中、難しいが大切な事と考える。